【賛否両論のアトピー性皮膚炎対策】イソジン療法について解説します

アトピー考察

アトピー性皮膚炎に有効な対処法【イソジン療法】って何?賛否両論があるって本当?イソジン療法のやり方や注意すべき点は?

こういった疑問に答えます。

この記事の内容

・イソジン療法がアトピー性皮膚炎に効果があると言われる理由

・イソジン療法の具体的なやり方

・イソジン療法を否定する医師の意見を紹介

ムラスエ
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アトピー性皮膚炎の改善と、筋トレでバルクアップを目指す人のための情報発信ブログです。

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アトピー性皮膚炎に幼少期から30年以上悩まされ「何をやっても良くならない」状況を本当に長いあいだ経験してきましたが、試行錯誤の上、ようやく改善に至っています。医療脱毛も始めました。

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イソジン療法とは?

ムラスエ
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【イソジン療法】とは、うがい薬で有名なあの「イソジン」を肌に塗って、皮膚の常在菌である「黄色ブドウ球菌」を殺菌することで症状改善をはかる療法のことです。

まずはイソジンの有効成分と、イソジンで黄色ブドウ球菌を殺菌することで何故アトピー性皮膚炎が改善するのかその仕組みを解説していきます。

イソジンの有効成分【ポビドンヨード】

ポビドンヨード(PVPI)とは、世界中で感染対策に使われている代表的な殺菌消毒剤の有効成分のひとつです。

主に昆布やワカメなどに含まれているミネラルの一種である「ヨード」と、毒性を下げ水によく溶けやすくする為に「ポリビニルピロリドン」という成分から作られます。ポビドンヨードは市販されている茶色のうがい薬や、手指を殺菌・消毒する医薬品の有効成分のひとつで、強い殺菌効果を持っており、さまざまな種類の細菌やウイルスに対応できます。
(引用:イソジン公式サイトより)

日常生活における「イソジン」は、うがい薬の印象が強いですよね。

しかし、よく医療ドラマなどで切開手術の前に皮膚に茶色い液体をぶっかけるシーンを見たことのある人もいると思いますがあの茶色い液体も【ポビドンヨード(イソジン)】です。

つまり「イソジン」は、医療現場でも使用されるほど強い殺菌力を持った消毒液なんですね。

肌の常在菌【黄色ブドウ球菌】とアトピーの関係

人の肌には「常在菌」と言われる目に見えない細菌が多数、存在しています。

【人の肌に存在する常在菌】
・表皮ブドウ球菌  ・アクネ菌
・黄色ブドウ球菌  ・放線菌類
・グラム陰性菌類  等々…

このうちの【黄色ブドウ球菌】が、アトピー性皮膚炎と関係があると言われている常在菌です。

【黄色ブドウ球菌】は健康な人の肌にはあまり存在していない細菌です。しかしアトピー性皮膚炎の人の肌には90%以上の確率で存在しているとされています。

ムラスエ
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【黄色ブドウ球菌】といえば「食中毒」のイメージがありますが、アトピー性皮膚炎の悪化にも影響している細菌だったんですね。

上記の研究結果から、「アトピー性皮膚炎の肌から【黄色ブドウ球菌】を殺菌することで症状が改善する可能性がある」という仮説と検証が、既に一部の皮膚科医によって行われているようです。

【イソジン療法】の具体的なやり方

では、アトピー性皮膚炎の肌からどうやって黄色ブドウ球菌を殺菌するのか?

そこで出てくるのが【イソジン(ポビドンヨード)】という訳です。【イソジン(ポビドンヨード)】は、黄色ブドウ球菌を殺菌する力が特に強いとされています。

【イソジン療法の具体的な方法】
①市販の「イソジン」の原液を4~5倍程度に薄めた液体を用意します。
②その液体を洗顔後の肌に直接塗り、3分ほど放置して乾くまで待ちます。(3分は黄色ブドウ球菌を殺菌するのに必要な時間です。)
③3分して乾いたら、あとはしっかり洗い落として肌を化粧水などで保湿します。
④上記を1日に1~2回ほど行い、2週間ほど続けて肌の状態を観察します。
ムラスエ
ムラスエ

「イソジン」は近所の薬局で手軽に買えますし、価格も安価なので、気軽に簡単に挑戦できる対策ではありますね。
ただし、この【イソジン療法】には注意点があります。

【イソジン療法】は医者によって賛否両論が分かれる

イソジン療法の注意点、それは「医者によって賛否両論がある対策」だということです。

ムラスエ
ムラスエ

皮膚科医によっては肌への悪影響を懸念して、【イソジン療法】を強く否定する方もいらっしゃいます。

【イソジン療法】否定派の意見

アトピー性皮膚炎患者さんの皮膚をイソジン液や強酸性水で消毒する方法が一部の医師の間で行なわれています。
しかし、この消毒法は治療にまったく役立ちません。イソジンは細胞毒です。これを皮膚の広い範囲に塗り続けるのは危険です。またイソジンを皮膚に長期使用していると、カブレを起こし皮膚炎が悪化します。
(引用:滋賀医科大学付属病院HP

確かにイソジンは細菌の細胞膜を破壊して殺菌しますが、同時に人間の皮膚の細胞もいためてしまうので、かえって、発疹が悪くなる場合もあります。また、まれにかぶれる人もありますので、注意がいります。また、イソジンはポビドンヨードというヨード化合物なので、大量に使うと甲状腺に異常をきたす場合がありますので、全身などの広範囲に使うことは避けるべきです。

以上から、アトピー性皮膚炎の治療としてはお勧めできません。
(引用:サノ皮膚科クリニック

【イソジン療法】肯定派の意見

アトピー性皮膚炎におけるイソジン消毒療法に対し抵抗感をもつ皮膚科医は多い。それはイソジンの刺激性とアレルギー感作性を危惧してのことであるが、使用法を正しくすればそれらの心配は杞憂である。

今回10歳未満のアトピー性皮膚炎患児の保護者に対し、イソジン消毒療法の評価を尋ねたところ好感をもつものが多かった。

また皮膚症状別の効果を尋ねたところ、湿潤、掻破痕、紅斑、丘疹などに対する評価が高く、乾燥、落屑、浮腫などに対する評価は低かった。

黄色ブドウ球菌のより多く繁殖すると思われる皮膚症状において評価が高かったことは、その効果に客観性があることを示すと考えられる。

(引用:皮膚の化学HPより)

最近、小児科医が考えたイソジン(消毒液)療法が流行しています。

皮膚炎を起こしている皮膚は、細菌に弱くなっていて、調べてみるととびひを起こすブドウ球菌がたくさん見つかります。細菌が付いていると、かゆみが増して掻くことも多くなり皮膚炎が更に増悪してしまいます。

イソジン療法は、毎日風呂上がりなどに、皮膚炎の場所に塗って殺菌し、すぐ洗い流すという簡単な治療法です。

当院でも細菌が付いている様子のある患者さんに行っていますが、効果があることは確かです。

(引用:むとう小児科医院HPより)

個人的見解

これらの意見を総括すると、

【イソジン療法】はそれなりに効果が実証されている対策ではある
しかしイソジンの肌に対する刺激は強く、アトピー改善以上の副作用がおこる可能性がある

ということのようです。

【イソジン療法】を実践する場合は、かなり慎重に行う必要があるようです。少なくとも長期間の継続使用は、避けた方が良さそうです。

ムラスエ
ムラスエ

個人的見解としては、イソジンで毎日うがいをしている人もいるでしょうから、短い期間で試してみるくらいなら甚大な副作用は防げるのではないかと思っています。

もし【イソジン療法】を実践する場合は、まず「1週間だけ」やってみて、慎重に効果を検証してみるのが良いでしょう。

そして、もし【イソジン療法】でアトピー性皮膚炎が改善されたとしても、長期間の継続使用は控えて様子を見てみましょう。

 

まとめ

今回は【イソジン療法】に関する詳細の紹介でした。

皮膚科医によって考案されたアトピー性皮膚炎対策ですが、実践する場合は自分の肌をじっくり観察しながら、慎重に行いましょう。

 

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