
アトピー性皮膚炎って見た感じ皮膚病みたいだけど、性行為で相手にうつったりするの?
好きになった人がアトピー性皮膚炎なんだけど、コミュニケーションで注意したほうがいいこととかあるの?
こういった疑問に答えます。
・アトピー性皮膚炎は他人にうつる病気では無い
・もし好きな人がアトピー性皮膚炎だった場合に気にした方が良い接し方のポイント
アトピー性皮膚炎は他人にうつる病気では無い

さっそく結論になりますが、アトピー性皮膚炎は他人にうつる病気ではありません。性行為などでうつることも絶対にありません。
アトピー性皮膚炎はアレルギー疾患
アトピー性皮膚炎はその見た目から「皮膚病」の印象があるかもしれませんが、皮膚が病原菌に感染してあのような症状になっているわけではなく、花粉症や鼻炎と同じように【アレルギーが原因の疾患】です。
ですので花粉症や鼻炎が他人にうつることがないのと同じく、アトピー性皮膚炎も他人にうつることはありません。
このような疑問の発生理由はおそらく、アトピー性皮膚炎は症状箇所がどうしても痛々しくて不潔に見えてしまうので、アトピー患者が身近にいない人などが素朴に「アトピーってうつるの?」と疑問に感じるだけのことだと思います。
アトピー性皮膚炎の原因はまだ明確には解明されていない
アトピー性皮膚炎の原因は、いまだ明確には解明されていません。
ただし有力な説として「遺伝によるもの」や「妊娠中の母親の食生活」「乳児期の清潔すぎる生活環境」といった要因が挙げられています。

個人的には「遺伝によるもの説」は微妙かな、と思ったりします。
僕の先祖にアトピー性皮膚炎の人はいませんし、僕の家族は祖父祖母、父と母、2人の兄弟がいますが、アトピー性皮膚炎なのは僕一人だけです。
【実証】僕はアトピーですが、妻はアトピーではありません
ちなみに僕は妻と結婚して3年以上一緒に暮らしていますが、当然ながら妻に僕のアトピーがうつったりはしていません。
一緒に寝ても、同じ湯船に入っても、僕のステロイド外用薬が付いた洗濯物を一緒に洗っても、何の影響も無くずっとキレイな肌をしています。
もし好きな人がアトピー性皮膚炎だった場合に気にした方が良い接し方のポイント

もし好きになった人がアトピー性皮膚炎だったら。
アトピー持ちの僕自身の主観で意見を書いていきます。
「~すれば良くなるんじゃない?」といった思い付きのアドバイスはしない
アトピー性皮膚炎持ちの人は、すでに長い期間をアトピー症状とともに過ごしてきている人が大半だと思います。ですので「その長い期間のあいだに普通の人が考えられるような対策はとっくに試している」と考えた方が良いです。
長年アトピーを患い毎日アトピーのことを考えている人が、アトピーの知識がほとんどない人から「野菜食べてる?」とか「ちゃんと湯船に浸かってる?」とかよく知りもしない意見を言われると、いい気分にはなりません。
それでも、もしアトピー対策へのアドバイスをしたい場合は、相手に寄り添って一緒に食事療法に付き合うくらいの覚悟を持って接しましょう。
生活スタイルの「こだわり」を理解してあげる
アトピーの人は症状改善のための長年の試行錯誤の結果、食べる物や生活スタイルに、普通の人からすれば少し過剰にも見える「こだわり」を持っている場合があります。
例えば僕の場合は「朝、夜2回かならずシャワーを浴びる」「一度使ったタオルは2度は使わない(洗濯物が大量)」「揚げ物はオリーブオイルを使って作る」等々。
そういったこだわりは、アトピー改善のために頑固に譲れない場合がほとんどですので、相手のためを思うなら出来れば理解してあげてください。
肌の状態が良くても悪くても、見て見ぬふりをしてあげる
アトピー性皮膚炎を発症している人の多くは何が原因でアトピー症状が出ているのかが分からない為、季節の気候や食事や生活時間の微妙な変化などにより日々、自分の意に反して肌状態が良くなったり悪くなったりします。
そしてその良い悪いの状態を誰よりも把握しているのが自分自身です。
分かっていること、しかしどうしようもないことを人から指摘されると「ムっとする」感覚は誰にでもあると思います。
もしその日、好きになった人の肌状態がいつもより悪くても(逆に良くても)、何事もないように「普通」に接してあげてください。
【結論】アトピーの人は「アトピーのことに触れない人」を好きになる
「見て見ぬふり…」の延長の話になりますが。
アトピーの人にとって、アトピー肌は最大のコンプレックスです。人それぞれ様々なコンプレックスがあると思いますが、誰でもコンプレックスを抱えている人は常に無意識にそのことが頭にあります。
そんなコンプレックスにまったく触れることなく、何事もない素振りで優しく自分に接してくれる人を好きになる、という感覚は想像し易いと思います。
まとめ
もし好きになった人がアトピー性皮膚炎だったら、相手がアトピーで悩んでいる姿を見ていると、つらい気持ちになるかもしれません。
アトピー性皮膚炎は治すのがやっかいな病気です。しかし不治の病ではありません。絶対に改善できる病気だと僕は実体験から言えます。
アトピー性皮膚炎の原因は本当にひとそれぞれ千差万別で、ある人には有効だった対策が他の人には全く効果が無かった、などということばかりです。しかし試行錯誤を繰り返していると、かならず自分に合った対策を見つけることができます。

当ブログでは、僕自身の長年の試行錯誤の実体験や、知り得た情報を数多く発信しています。
良かったらぜひ参考にしてみてください。
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