
今日は、ビタミンCの大量摂取(メガドース療法)がアトピー性皮膚炎改善に効果を発揮したという方々を紹介したいと思います。
ビタミンCの抗酸化作用とアトピーへの効果
アトピー性皮膚炎のかゆみや赤みの主な原因のひとつとして、「活性酸素」+「不飽和脂肪酸」によって作り出される「過酸化脂質」があげられます。
ちおなみに活性酸素とは、人が普通に呼吸することによって体内に摂り入れられる酸素の一部が変質したもので、体を酸化させてしまう強力な酸化作用を持っています。
例えばリンゴを包丁で切ってしばらく放置しておくと、断面が茶色くなってしまいますが、あれが細胞の「酸化」です。
この、活性酸素が人体に及ぼす悪影響の一つとして、アトピー性皮膚炎があるのです。
そして皆さんも良く耳にするワードだと思いますが、活性酸素が体内に悪影響を及ぼすのを防ぐ作用のことを「抗酸化作用」と言います。
つまり、「抗酸化作用」を持つ物質を積極的に体内に摂り入れることは、ひとつの有用なアトピー性皮膚炎の改善対策だといえます。
この抗酸化作用を大量に含んでいると言われるのが、ビタミンC(L-アスコルビン酸)です。
ビタミンCの大量摂取療法とは?
ビタミンCは「水溶性ビタミン」であり、大量に摂取しても体内で必要な分量以上は尿から体外に排出される性質を持っているため、大量摂取による体内蓄積や副作用はおきづらい、とされています。
そして、ビタミンCは現代人の日々の生活の中で大量に消費されているため、慢性的に不足している人が多いとも言われています。
ビタミンCの大量摂取(メガドース)療法とは、サプリメント摂取により毎日ビタミンCを大量(6g~18g)に体内に取り入れることで体質改善をはかる療法のことです。
『ビタミンC大量摂取の伝道師』ライナス・ポーリング博士
ビタミンCの大量摂取は、「ビタミンC研究の第一人者」で「現代化学の父」ともいわれるライナス・ポーリング博士(1954年ノーベル化学賞受賞、1962年ノーベル平和賞受賞)が実践していた療法です。
ポーリング博士は現在のサプリメント文化の立役者でもあります。
「栄養は食物から摂取するべきだ」という保守的な考え方よりも、科学者の観点で「サプリメントによりビタミンやミネラルを摂取する」合理的な考え方を推奨して、普及させた人です。
ポーリング博士はビタミンCを1日「16g~20g」摂取していました。
そして、ビタミンC大量摂取の効果・効能として「日常的な風邪予防から、ガン予防にまで効く」と考えられていました。
この「ビタミンC大量摂取」療法が、アレルギー症状に効果的だったという方々の意見をネット上で発見しましたので紹介したいと思います。
皮膚炎、極度の乾燥肌、アトピー肌が改善され、美容効果もあった。 (amazon.co.jp)
花粉症がまだ発症していない!(嬉) (amazon.co.jp)
すべてアマゾンレビューからの抜粋ですが、まったく高価な商品ではない(むしろ安い)アスコルビン酸粉末や、書籍のレビュー内の意見ですので、書き込みをされた方の実体験がエビデンスとなっている可能性が高いと思います。
ただ、アレルギー症状、アトピー性皮膚炎の原因は一人一人、千差万別です。
実際、僕自身はアトピー性皮膚炎の改善には効果はありませんでしたが、まだ「ビタミンC大量摂取」を試したことの無いアトピー性皮膚炎の方は、安い商品ですので、一度試してみる価値はあると思います。
あとがき
ちなみにビタミンC(L-アスコルビン酸)は、お風呂のお湯に入れると水道水の塩素を除去してくれます。しかも少量で!
湯船いっぱいのお湯(150~200リットル)に、2g程度入れるだけでOKだそうです。
こちらも是非、試してみてください。
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