
今日の記事では、アトピー性皮膚炎の要因の可能性が高い『リーキーガット症候群(腸漏れ)』について紹介していきます。
リーキーガット症候群(腸漏れ)とは?
ここ数年で少しずつ認知度が上がってきている病名ですが、まだまだ知らない人も多い気がします。
リーキー(漏れる)ガット(腸)症候群。
名前の通り、腸壁の網目状の粘膜が異常をきたしてバリア機能が低下し、本来、通過するべきでない未消化のたんぱく質や有害物質が、血中に流れ込んでしまう症状のことです。
この「有害物質が血中に流れ込んでしまう」ことで引き起こされている可能性がある症状がこちら。
- ニキビ
- アトピー性皮膚炎
- 湿疹
- じんましん
- 乾癬
- 甲状腺機能低下症
- 潰瘍性大腸炎
- クローン病
- 関節リウマチ
- うつ病
- ADHD
などなど。
「腸は第二の脳」と言われているように、腸内環境は人間の健康状態に密接に関わっているため、その腸内環境の病気であるリーキーガット症候群は、上記のように様々な病気を連鎖的に引き起こす要因となりうるものなのです。
そして現在の僕自身のアトピーは、この「リーキーガット症候群」から引き起こされているのではないかと思っています。
リーキーガット症候群の原因は?
そんな「リーキーガット症候群」を引き起こしてしまう要因と言われているものがあります。
小麦(グルテン)です。
グルテンフリーダイエットという言葉が流行りましたが、グルテンは小麦に含まれるたんぱく質のことです。この小麦に含まれるグルテンは、本来、人間には消化しにくいため、未消化のまま腸へたどりつくと腸に炎症を起こします。
小麦を含む食べ物はパン、パスタやうどんなどの麺類、カレーのルー、パン粉のついている揚げ物など、私たちの食事の殆どに含まれていますが、残念ながら小麦は腸を荒らす代表的な食べ物なのです。
その他、人それぞれ腸の調子が悪くなる食べ物があると思いますが、腸内環境の悪化もリーキーガット症候群の原因の一つです。
乳製品を食べてお腹がユルくなってしまう人は「乳糖不耐症」であり、乳製品を消化する能力が先天的に低いため、摂取すると腸内炎症を引き起こす可能性があります。
お酒の飲み過ぎでお腹がユルくなってしまった時なども、腸内で炎症が起こって腸壁に傷がついています。
まずは「気軽にグルテンフリー」を試してみる
こう聞くと、「じゃあ小麦製品を食事からすべて排除しなければ!」と感じてしまうかもしれませんが、小麦製品は実際、僕たちが普段口にしているものの中に、本当に多く含まれてしまっています。
僕自身も、当初は「小麦をまったく口にしないでみよう!」と思い実践しましたが、これが正直かなり面倒で、またストレスが半端なく大きいのです。

なので考え方を少しユルめました。
「小麦率が高い」ものだけ控えよう、と。
・ラーメン ・うどん ・パスタ ・そうめん ・パン
このくらいかな?あとは、たこ焼き、くらいか。
・二八そば(小麦2割、そば粉8割)
・天ぷら ・かつ系、揚げ物
・カレー ・クレープ
こんな感じです。
完全に小麦を排除するって、かなり難しいというか、日々の生活に支障がでるくらい面倒なんですよね。
なので、最初はそこまで本気でグルテンフリーをしなくても良いんじゃないか?というのが僕の考えです。
意識的に減らすだけでも改善はされていくはずです。
実際、自分は結構調子が良くなってきています。
あとは、みなさんそれぞれの体質に合った「腸内環境が良くなる」食材であったり、サプリメント等を摂取することを並行して行うと、なお効果的だと思います。
自分の場合は、毎日「小ぶりのリンゴ1個」「コンビニの千切りキャベツ1袋」を食べると、日々調子が良いので続けています。
ヨーグルトやヤクルト、発酵食品が身体に合う人は、積極的にとってみると良いかもです。
そういえば先日、家族で近くのショッピングモールに出かけた時に、嫁が食べていた『坦々つけ麺』がめっちゃ美味しそうで、3すすりぐらい貰って食べてしまいました。
まあ、そのくらいの気軽な意識で良いと思います。
ストレスなく続けられることも重要です。
皆さんもぜひ、気軽にグルテンフリーを試してみてはいかがでしょう?
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