
レーザー脱毛の施術後に毛嚢炎ができちゃったけど、どうしたらいいの?早く治す方法やオススメの市販薬はある?
こういった疑問に答えます。

アトピー持ちの自分ですが、現在「ヒゲの医療脱毛」を実施中です。
先日、ヒゲ脱毛のレーザー照射1回目を受けてきまして、翌日見事に広範囲に毛嚢炎が出来てしまいました。
毛嚢炎(もうのうえん)とは?
毛嚢炎とは、毛穴の奥の毛根を包んでいる部分「毛包」の浅い層に限られる、通常は【黄色ブドウ球菌】を原因菌とする毛包の細菌感染症のことです。毛包炎とも言います。
黄色ブドウ球菌の他にも、緑膿菌やその他の菌が原因になることもあります。
毛穴のある位置に、中央に膿を持った皮膚の盛り上がり(丘疹)がポツンとでき、広がって周辺にも白~赤く腫れた膿を持った発疹(膿疱)ができます。

下に紹介する記事に詳しく書いていますが、毛嚢炎の原因菌である【黄色ブドウ球菌】は、アトピー性皮膚炎の患者の皮膚に90%以上の確率で存在していると言われています。
ですので個人的見解ですが、アトピー性皮膚炎の方がレーザー脱毛を行うと、高い確率で毛嚢炎ができる可能性があります。
レーザー脱毛で毛嚢炎ができてしまう理由は?
レーザー脱毛後に毛嚢炎が発症してしまう理由はこちらです。
レーザー脱毛は毛根や毛穴の黒い色素にレーザーでダメージを与える施術です。
そのため、レーザーで毛根細胞を破壊する際に肌のバリア機能まで一緒に破壊してしまう可能性があり、その場合は一定期間は細菌への抵抗力が落ちてしまいます。
すると皮膚表面についた菌が毛穴に入り炎症を起こして、毛嚢炎ができてしまいます。
レーザー照射後の肌は傷ついて乾燥しやすくなっているので、肌の水分量が少ない状態であることも、雑菌が毛穴に侵入しやすい要因となります。
毛嚢炎の治し方は?
毛嚢炎は、基本的に患部を清潔に保っていれば多くの場合1週間程度で軽快しますが、まずは通っているクリニックに相談して症状を診てもらい、処方していただくのが一番安心です。
毛嚢炎ができたらすぐに施術クリニックに相談しましょう。

ちなみに自分の場合は、
①金曜日の夜にレーザー照射
②土曜日の昼~日曜日の夜にかけて毛嚢炎が発症
③月曜日から白い膿が潰れ始める
④以後、白い膿が減っていき赤い痕が残る
⑤翌週の金曜日には赤みが引き元の肌に戻る
といった感じでした。
しかし、現在はコロナ禍で常にマスクができる状況ですが首の毛嚢炎はマスクで隠せないですし、そもそも発症を防ぐことができるなら、その方が絶対に良いです。
そこで以下では、毛嚢炎の発症を抑えるレーザー照射後の対策について考察します。
レーザー照射後の毛嚢炎を防ぐ方法・対策は?
個人的に重要だと思う主な対策は2つです。
①レーザー照射後は徹底的に肌を冷やす
脱毛レーザー照射後は、翌日の夜くらいまで肌にジンジンとした火傷の火照りが残っていました。
前回はクリニックから帰ってすぐにシャワーを浴び、出る前に3分ほど真冬の冷水(痛いくらい冷たい)で顔全体を冷やしましたが、ここでもっと冷やしておいた方が良かったように思います。

冷却に関しては、術後当日に可能な限りの長時間、冷水やアイスパックで照射箇所を冷やして炎症をできるだけ鎮めた方が良いでしょう。
②市販の抗菌軟膏・クリームで原因菌を殺菌する
もう一つは、レーザー照射が終わり帰宅後すぐに、市販の【抗菌軟膏・クリーム】を顔に塗って皮膚上の細菌を殺菌し、バリア機能が低下した箇所からの雑菌の侵入を防ぐ対策です。

毛嚢炎が出来てしまった今回のレーザー照射直後のスキンケアは、普段から使っている【無印良品の化粧水】をたっぷり塗り付けて、その上からワセリンをさらに上塗りするという保湿でした。
クリニックの施術担当者の指示どおり、かなり入念に保湿を行いましたが、僕の場合は化粧水とワセリンだけでは肌のバリア機能は補えなかったようです。
ですので、レーザー照射直後の傷ついた肌の保湿に【抗菌軟膏・クリーム】を使用することで、より早く毛嚢炎抑止を行おうという趣旨の対策になります。
以下に、毛嚢炎に効果があり、近所の薬局でも手に入る【抗菌軟膏・クリーム】をいくつか紹介します。
テラマイシン軟膏
【テラマイシン軟膏】は2種類の抗生物質(オキシテトラサイクリンとポリミキシンB)が配合された塗り薬です。2種類の抗生剤が一気に細菌を死滅させます。
ステロイドが配合されていないので副作用を意識しなくてもよく、長引くような重度の毛嚢炎にも使えます。市販薬の中でも、安心して使える薬だと思います。
オロナインH軟膏
実は、昔からどの家庭にも置いてあり、火傷、すり傷なんかに塗っていたあの【オロナイン】も毛嚢炎に効果があります。
主成分のクロルヘキシジングルコン酸塩液は幅広い細菌に対して効果があり、毛嚢炎の原因となる黄色ブドウ球菌に対しても殺菌作用があります。
テラ・コートリル軟膏
【テラ・コートリル軟膏】は、ヒドロコルチゾンというステロイドと、オキシテトラサイクリンという抗生物質の2種類の有効成分が含まれた塗り薬です。
ステロイドが毛嚢炎の炎症を治し、オキシテトラサイクリンが原因となる黄色ブドウ球菌を死滅させるというダブルの効果を発揮します。
テラ・コートリルに配合されているステロイドは最も弱いレベルであるため副作用の心配は少ないですが、それでも念のために、ステロイドの副作用を考慮して数日間の使用に留めたほうが無難です。(ステロイドを長期使用すると、免疫低下による感染症、皮膚萎縮、回復が悪くなるなどの副作用が現れる可能性があります。)
それでもダメなら医師の処方を受けましょう
ただし、ここまで紹介した対策は個人レベルで行えるものですので、色々な対策を試みてそれでも毛嚢炎が出来てしまう場合は、やはりクリニックの医師に相談するのが一番だと思います。
医師でないと処方できない毛嚢炎に効く塗り薬や飲み薬もありますので、気兼ねなく相談してみましょう。
ちなみに僕が通っている【レジーナクリニックオム】ではアフターケアも充実しています。
施術が原因で患者様の肌トラブルが生じた場合、医師の診察や処方を無料で受けることが出来ます。

安心できるサービスですね。
まとめ
今回は、レーザー脱毛後に毛嚢炎が発症したときの対処法とオススメの市販薬を紹介しました。
レーザー照射後の毛嚢炎は1週間程度で治りますが、それでも数日間は人目を気にしてしまうことになりますので、できるだけ発症しないよう万全の対策で施術に臨みたいですね。
アトピー性皮膚炎の医療脱毛記録、良かったら参考にしてみてください。
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